在宅医療とは
定期的な医療を必要とされる方の中には様々な理由で通院が困難になる方がおられます。在宅医療とは入院するよりも住み慣れた自宅で過ごしながら、医療を受けたいと考える患者様に対して、医師がご自宅へ直接訪問し定期的な診療を行うことを指します。
当院は3人以上の常勤医師・24時間365日のオンコール体制など国が定める要件を満たした機能強化型在宅療養支援診療所の認定を受けています。その中でも特に、緊急往診や在宅看取りの実績について厚生労働省による指定要件を満たした在宅緩和ケア充実診療所に認定されています。在宅緩和ケア充実診療所は城東区内でも数少ない認定施設となっています。
通院の困難な患者さんであれば年齢や病気の種類に関係なく、在宅医療を受けることができます。また、ご自宅だけでなく施設に在住の方もご利用頂くことが可能です。 訪問看護や介護スタッフの方と協力しながら、患者様とご家族の方々の住み慣れた自宅で療養生活を送りたいというご希望を支援させて頂きます。
対象となる方
なんらかの理由で通院が困難な方で在宅での診療を希望される方が対象となります。
大阪市内東部、東大阪市西部を中心に、緊急時の対応のため車で30分圏内が望ましいと考えておりますが詳細はご相談ください。
対応可能な医療内容
- 疼痛緩和
- 悪性腫瘍末期
- 胸水ドレナージ
- 腹水ドレナージ
- 在宅酸素
- 気管切開
- 在宅人工呼吸器
- 各種ドレーン
- 点滴注射
- 中心静脈栄養
- 胃瘻
- 在宅自己注射
- 人工肛門
- 人工膀胱
- 認知症
- 寝たきり状態
- 神経難病
- CART
対応エリア
まずは当院へ電話、メール、FAX等でご連絡ください。 入院中の方や施設入居中の方は地域医療連携室やソーシャルワーカーからご連絡も頂けます。
TEL/FAX 06-6167-8176 お問い合わせ
外来診療扱いとなり、健康保険が適応されます。
医療費1割負担の場合、月2回の訪問診療で7000円前後となりますが、行っている医療内容や保険の種類により増減することがあります。
在宅医療相談シート
よくあるご質問
往診と訪問診療の違いって?
訪問診療はあらかじめ計画した予定通りの定期の診療、往診は予定外の診療となります。
費用はどの程度かかりますか?
現在の住居の状況・医療処置の必要性などによりますが、個人住宅なら月1回で4,000円前後、月2回で7,000円前後となります。
マンション、老人ホーム、グループホームなどの集合住宅の場合は個々の事例で変わりますのでお問い合わせください。
急に状態が悪くなった時はどうしたらいいの?
当院では24時間365日医師が対応できる体制を取っています。
あらかじめお伝えしている緊急連絡先に電話いただければ電話対応・緊急往診、場合によっては入院の手配を行います。
これまでかかっていた病院に継続して通院できますか?
訪問診療を受けながらこれまでの病院に通院、場合によっては入院することも可能です。
訪問診療の時間は決まっているの?
あらかじめ本人様・ご家族と相談の上、ご都合の良い日時を決めて伺います。
急患や交通事情によっては時間が前後することがありご了承ください。
薬はどうしたらいいの?
処方は基本的に院外処方となります。薬局へ受け取りに行くことが難しい場合は薬局によりますが配達も可能です。
点滴や酸素の器具はどうしたらいいの?
基本的に在宅で使用する医療機器については当院で手配を行います。